古典文法:用語集

①活用

単語は「活用する」単語と「活用しない」単語があります。

ちがいは「単語の形が変わるかどうか」です。

例えば「歩く」という単語。
「歩か」ない、とか「歩け」とか、下に続く言葉によって単語の形が変わります。
これを「活用する単語」と言います。

逆に「古典」とか「勉強」とかは下にどんな単語がきても「古典」であり「勉強」です。
こういう単語を「活用しない単語」と言います。

②活用形

「活用形」はなにか?を聞かれたら、答えは

未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形

この6つのうちのどれかしか答えになりません。
活用する単語は下に来る言葉によって形が変わります。

それぞれ下にどんな形が来ればどの形になるのか、確認してみましょう。
代表例を挙げます。

未然形:打消「ず」・推量「む」・接続助詞「ば」
連用形:完了や過去系の助動詞・接続助詞「て」・読点「、」
終止形:句点「。」・助動詞「べし」
連体形:名詞
已然形:接続助詞「ば」・接続助詞「ども」
命令形・句点「。」

あくまで代表例なので、他にもたくさんあります。
古文はまだまだ苦手…であれば、太字にしたところを優先的に覚えていきましょう。

未然形は「未だ そう(然)なっていない」ことを表すので、「打消」や未来や確定事項ではないことをを表す「推量」の上にきます。

「て」や「、」の上には連用形、
言の上は連形も覚えておくと、この先の勉強がしやすくなります。

他の部分は、勉強を進めていく上で最終的には覚えてもらう必要がありますが、
一気に覚えてもパンクしてしまうので、出てきたときにその都度覚えていきましょう!

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