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一介の予備校講師が教える「自分に合った予備校・塾」の選び方 | こくごはくぶつかん

一介の予備校講師が教える「自分に合った予備校・塾」の選び方

予備校の選び方 ことのはブログ
ことのは
ことのは

こんにちは!

ことのは(@kokugohaku)です!

さて、春です。出会いと別れの季節です。
予備校講師も、たくさんの生徒さんを見送り、また新しい生徒さんと出会います。

今年から受験生の方。
本当に大丈夫なのか?と不安ではないですか?  

もう一年がんばることを決心した方。
これからの一年は、絶対にあなたのこれからにとって必要な一年になるはずです。
今度こそ、後悔のないように一年がんばりましょうね。  

受験生の悩みはたくさんあるでしょうが、
「予備校をどこにするか」は、今の春の時期の大きな悩みではないでしょうか。  
一年を過ごすという意味でも、金銭的にも絶対に失敗したくないですね。  

そこで、一介の予備校講師が
予備校選びを考えている生徒さん・保護者の方に
知っておいてほしい予備校選びの観点をお伝えします。  

ことのは
ことのは

モノやサービスを買うときって、
商品の企業に所属していない中立の人間の意見を聞きたくありませんか?

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大前提:なぜ予備校に行くのか?

「なぜ予備校にいくのか」これは今の時期に徹底的に考え抜いてください。

この質問は「一年後に合格するためには、これから何をすべきか」を考えることと同じです。

例えば…
・圧倒的に勉強量が足りていない、正直基本的なところから全くわかっていない
・どうしても苦手な科目・分野があり、それが足を引っ張っている
・学力面よりも、勉強をしている人ばかりの環境でモチベーションを保ちたい
・入試情報を知りたい
あなたが予備校に行こうと思った理由はなんですか?

もしかすると、あなたに必要なのは「予備校」ではないのかもしれませんよ。

超・極端な話、
大学入試の範囲のことは完全に全て理解していて、共通テストも大学の過去問も満点取れる。
なのに試験の雰囲気で極度に緊張して、実力が出せないから合格できない、という人に
必要なのは本当に「予備校」でしょうか?
「予備校に行かない」という選択肢もあることを念頭に置いた上で、
改めてなぜ「予備校に行くのか」を考えてみてください。

1.圧倒的に基礎力が足りていない場合

高2まで授業中ずっと寝ていました。

受験生でもスイッチが入らず
だらだらしていたらいつの間にか全部落ちてたな…。

念のためですが…。
本当に大学に行きたい、ということでよろしいですか?
大学は遊びに行くところではありません。いや、まじで。

ことのは
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今までやる気にならなかった勉強よりも
さらに難しく専門的なことをあと4年間やることになりますよ。

遊びたいなら社会人としてしっかりお金を稼いで、
そのお金で誰に気兼ねすることなく遊びまくる、というのも一つの立派な選択肢です。
いや、むしろ目的なく大学行く人よりよっぽどかっこいい。(と個人的には思う)

勉強したいことがある。
自分は変わるんだ!

という人は一緒にがんばりましょう。

基礎力がないタイプの人

「志望校別」ではなく「実力別」でクラス分けをしてくれる予備校をオススメ

基礎力からアヤシいタイプの人は、
必ず「志望校別」ではなく「実力別」でクラス分けをしてくれる予備校にしましょう。
入試問題は「基礎の組み合わせ」です。

勉強とは「基礎:科目の前提」を定着させていき、
最終的にその知識を組み合わせることができて、やっと点数に結びつきます。

(だから、勉強を始めて最初の方は全然点数のびません。先に言っておきます。)

前提の知識がないのに、いきなり志望校に合ったとかいう問題を解きまくっても、分からないままです。
そして一生基礎知識が付かないので、伸びることもありません。
もう一度最初からやり直す気持ちを持って、
基礎クラスがあり、全ての範囲を扱う講義タイプの授業を展開しているところをオススメします。

2.どうしても苦手な科目・分野がある


人間ですから、どうしても苦手なものがある。仕方ないですね。
でも、入試突破のために必要なのであればやるしかない。

どうしても苦手な科目・分野がある人

「個別指導タイプ」をオススメ
個別指導をしてくれる予備校・塾や、家庭教師ですね。

受験は最終的に、総合点で勝負です。
「得意を伸ばして逃げ切る」よりも「苦手克服」の方が圧倒的に伸びしろがあります。

講義タイプのいわゆる「予備校・塾」だと、
知っていることにもお金と時間をつかってしまうことになります。

「個別指導タイプ」は単価自体はやや高めになりますが、
苦手分野に一点集中して投資と考えれば、総合的にはお得の可能性もあります。

マンツーマン指導のメリットとしては
・カリキュラムに柔軟性があり、必要な部分に特化して授業してもらえる
・講師との距離が近いので、説明を止めてでもすぐ質問できる。
・自分に合わせて説明してくれる
ことのは
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自分ではどうにもできないから苦手科目になってしまったはず。
他人の力を借りた方が、長期的には近道です。

最初に「ここの苦手をつぶすのが目的なので」と伝えておけば、
目的を達成した後、辞めやすくなります。

注意点を挙げるとすれば、
講師との相性がものを言うので、苦手科目がさらに嫌いになってしまわないためにも
2.3回目の授業でも違和感があるのであれば、
ためらわずにチェンジする勇気を持ってください。

3.勉強の仕方がわからない・計画立てるのが苦手・計画通りに進めるのが苦手

「勉強の仕方」を教えてもらいたい人

予備校がオススメ

「勉強そのもの」ももちろんだけど、
「勉強の仕方」を教えてもらいたい人は「予備校に通う」メリットがあります。

大きな目で見ると「カリキュラムを立ててもらえる」
いつ頃に何が出来ていればいいのか、の指標を与えてもらえます。
計画立てるのが苦手、とか、計画通りに進まない、が大きな悩みになっている人には安心材料です。

また、細かい目で見ると「その科目の取り組み方を教えてもらえる」
先生によりますが、授業に臨む姿勢・予習復習のやり方を指定されることもあります。

「こういう風に勉強すればいいのか!」という気づきを、
自分なりにアレンジしたり、他の科目に応用したりできるはずです。

4.情報が欲しい・モチベーションを保ちたい

モチベーションを保ちたい
受験情報がほしい
今通っている高校の進学率がほとんどない
今通っている高校から、志望校に進学した人がいない

まずは学校を利用
+αを予備校で補う

高校の先生は、もちろん進路指導もしてくださるはずなので、
上記のような状況でも、まずは学校の先生に相談してみるところからはじめてみてください。

ただ、やはり「予備校」は受験に特化してサービスを提供しています。

より深い情報を収集をしている可能性はありますし、
こちらから聞かなくても情報をもらえることもあります。

情報を活用することも受験戦略の一つですので、
情報収集を「予備校」に肩代わりしてもらうと考えるのも一つです。

ことのは
ことのは
でも、情報はあくまで一つの要素です。
情報ばかりに振り回されないようにはしてくださいね。

5.自分で計画立てて実行するのが好き、ある程度基礎力はあるから問題を解きまくりたい

計画立てるのが好き・得意
基礎力はあるので問題を解きたい

書店の問題集・通信教育など自分が納得したものを!

このタイプは正直「予備校」にこだわる必要はないです。

予備校の一番大きなメリットは「カリキュラムを組んでもらえる」ことだと思っているので、
カリキュラムの不安がないのであれば、
書店で自分で選んだ問題集や通信教育でも十分やっていけるはずです。

個人的な話になりますが、受験生時代のわたしは完全にこのタイプでした。

受験生の夏休みにあった夏期講習に1か月しか予備校のお世話にはなりませんでした。
(現・予備校講師のくせに)

その当時の思考回路
↓↓↓
1か月だけ予備校に行った理由

・志望校対策講座に興味があった
・求められているレベルがどの程度なのか知りたい

1か月しか予備校行かなかった理由
・受験対策を手厚くしてくれる高校に通っていたこと
・お金がかかるなあ…と漠然と思っていたこと
・時間と場所にとらわれるのがいやだったこと

自分のペースで自分に必要なところを選びながら、学校の課題・通信教育で対策していました。
時間が限られているので、なんとか足りないところを補うことを目的にしてやっていました。

まとめ

いくつかタイプを挙げましたが、複数のタイプに当てはまる人も多いはずです。

ここにないタイプでも、
複数のタイプに当てはまる人でも、
伝えたいことは一つ。

ことのは
ことのは

「目的」を持って勉強しよう!
「目的」を持って計画を立てよう!

これから勉強をしていく上でも、さらに社会に出てからでも、
「目的」を持つことがとにかく大切です。

予備校・塾に行っているから大丈夫!

ことのは
ことのは

残念ながらそんなことはありません。

予備校・塾はあくまでヒントをくれるだけで、
それを自分のモノにする努力をしてもらう必要があります。

ときどき「予備校・塾に通わせているのに成績が上がらない!」とおっしゃる保護者の方がいるようですが、それは少し違うのではないかと個人的には思っています。
(わかった!勉強楽しいかも!と思ってもらえるためにベストを尽くすのがわれわれ予備校講師の仕事のうちのひとつであることもわかっているつもりですが)

こういった受身の姿勢にならないために、今の選んでいるうちから、
自分は「予備校・塾からどんなヒントが欲しいのか?」を考えてほしいのです。

漠然と「大学に行きたいから予備校に行く」ではなくて、
「こういう対策をしたいから、この予備校のこのサービスを利用する」ところまで考えてください。

ことのは
ことのは

「目的」を持って、
予備校・塾を使い倒してやる!という気持ちで
受験勉強もがんばっていきましょうね!

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