・大学受験の文学史対策をしたい人
・説話集の成立年代の問題を攻略したい人

こんにちは!
国語予備校講師のことのは(@kokugohaku)です!
過去問を分析した国語予備校講師が、
効率よく文学史問題を対策するための問題を厳選して出題しています。
さて、本日の問題を確認していきましょう!
1.今昔物語集
2.宇治拾遺物語
3.発心集
4.十訓抄
選択肢になっている作品の共通点はわかりますか?
全部ジャンルが「説話集」ですね。
今回紹介する知識はよく問題になるので、自信を持って選べないぞ…?という人は下で解説を確認しましょう!
さて、答えは決まりましたか?
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答え
1.今昔物語集
★『日本霊異記』は日本最古の説話集で平安時代に成立
解説~説話集の成立年代~
前回の文学史対策問題集No.026で【説話集とは何か?】を紹介しました。
説話とは、仏教の教えをわかりやすく伝える文章でしたね。
鎌倉時代は仏教が一般人にも広く浸透した時代です。
だから、仏教のありがたさを説明するために説話集がたくさん成立しました。
ですので、
ちょっと前置きが長くなりましたが、ここまでが前回の文学史対策問題集No.026の復習です。
平安時代に成立した説話集2つ
今回紹介したいのは【例外】の部分。
鎌倉時代ではなく、平安時代に成立した説話集が2つあります。
・『今昔物語集』
『日本霊異記』と『今昔物語集』は年代を聞く問題が頻出です。
特に『日本霊異記』は日本最古の説話集という観点で出題されることもあります。
(日本史の知識が必要な人はぜひ覚えておいてください)
『今昔物語集』は、短編集です。
書き出しが「今ハ昔、…」という言葉で始まるのがタイトルの由来です。
鎌倉時代のイメージがある説話集なのに、平安時代に成立している例外の作品ですからね。
いつでも問題になりやすいのは例外の知識ですね…。
説話集の成立年代についてのまとめ
今回の問題で覚えておくべきことはこちら。(再掲)
★『日本霊異記』は日本最古の説話集で平安時代に成立
今回の記事は前回の文学史対策問題集No.026の補足の部分です。
例外の知識もフォローして説話集に関する知識は完璧にしておきましょう!
本日はここまで!
お疲れさまでした!
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