この記事はこんな人に向けて書かれています
・大学受験の文学史対策をしたい人
・「歴史物語」について知りたい人

こんにちは!
国語予備校講師のことのは(@kokugohaku)です!
過去3年分の問題を分析した国語予備校講師が、
効率よく文学史問題を対策するための問題を厳選して出題しています。
さて、本日の問題を見てみましょう!
1.大鏡
2.今鏡
3.栄華物語
4.増鏡
歴史物語の年代順を聞く問題はなぜか頻出です。
今回の記事でマスターしちゃいましょう!
さて、答えは決まりましたか?
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↓
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答え
4.増鏡

どういうこと?

すぐ解説しますね!
解説
よく問題になる歴史物語について確認していきましょう。
歴史物語とは?
歴史物語をずばり一言で言うなら

「歴史」を「物語風」に書いたもの!
歴史物語とは、歴史・つまり歴史上の出来事とか、人物を題材にして書いた物語のことです。
実際にあった出来事を基にして、読んでいておもしろいくらいのエンタメ性を出したものです。
もちろん100%ウソではないでしょうが、かなり「盛っている」部分はあるはずです。
歴史物語を読んでいると「ほんまかいな」と思う話も多々収録されています。
少し脱線しますが、どんな話が収録されているか気になる人は以下の記事の真ん中くらいに書いています。
歴史物語に分類される作品
歴史物語に分類される覚えるべき作品は5つだけ!
はな:栄花物語(栄華物語とも書く):平安中期
だい:大鏡(おおかがみ):平安中期
こん:今鏡(いまかがみ):平安後期
みず:水鏡(みずかがみ):鎌倉初期
まし:増鏡(ますかがみ):南北朝時代
受験文学史に出てくる歴史物語で覚えるのはこの5つだけでOK!
そして、成立順も上のゴロ合わせで覚えられるのでとても便利!
「鏡」とは、歴史をうつす「鏡」の意味があり、
後半の4つはまとめて「鏡もの」とか「四鏡(しきょう)」と呼ぶこともあります。
歴史物語のまとめ
今回の問題で覚えておくべきことはこちら。(再掲)
高校生の時に、教科書に掲載されていた『大鏡』がおもしろすぎて、この勉強したい!と思って文学部を選びました。
人生を変えたと言っても過言ではない(?)作品です。
さて、本日はここまで!
おつかれさまでした!
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