大学受験文学史【蜻蛉日記】を扱った問題に挑戦!

★問題挑戦編
ことのは
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こんにちは!
国語予備校講師のことのはです!

過去問5年分以上の大学入試の文学史問題を分析した結果からよく出る問題だけに絞って出題・解説します。

今回は『蜻蛉日記』を扱います。

そもそも『蜻蛉日記』って何だ?問題解ける気がしないぞ?と思った場合は、基礎知識を整理したページを先に読んでから挑戦してみてください。

では、今回の練習問題に挑戦!

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問題

問1
『蜻蛉日記』の作者はだれか。

1.和泉式部
2.阿仏尼
3.菅原孝標女
4.藤原道綱母

問2
『蜻蛉日記』全体を通してテーマになっている話題は何か。

1.夫の不貞
2.子を失った悲しみ
3.相続問題の訴訟
4.親王との身分違いの恋

類題出題歴(一例)
・2021年 香川大学
・2021年 福岡教育大学

↓(答えが出ます)

答え・解説

問1
『蜻蛉日記』の作者はだれか。

1.和泉式部-『和泉式部日記』
2.阿仏尼-『十六夜日記』
3.菅原孝標女-『更級日記』
4.藤原道綱母

『蜻蛉日記』の作者は「藤原道綱母」です。
よくある一問一答問題ですが「3.菅原孝標女-『更級日記』」と混同しやすいので気を付けてください。

成立年代もよく問題になりますので、以下の表でまとめて覚えてしまいましょう!

源氏以前源氏以降前→後
蜻蛉日記更級日記げろう→らしな
藤原道綱母菅原孝標女母→女(むすめ)
・『蜻蛉日記』の作者は藤原道綱母

問2
『蜻蛉日記』全体を通してテーマになっている話題は何か。

1.夫の不貞
2.子を失った悲しみ-『土佐日記』
3.相続問題の訴訟-『十六夜日記』
4.親王との身分違いの恋-『和泉式部日記』

『蜻蛉日記』は夫・藤原兼家の浮気を嘆く日記です。

ときどき、内容について出題されることもありますので、ぜひ知っておきましょう。

・『蜻蛉日記』は夫の浮気を嘆く日記

『蜻蛉日記』はココが出る!まとめ

『蜻蛉日記』で覚えるべきポイントをまとめます。

チェックポイント

・『蜻蛉日記』の作者は藤原道綱母

・『蜻蛉日記』は『源氏物語』以前の平安時代に成立

・『蜻蛉日記』は夫の浮気を嘆く日記

・『蜻蛉日記』と『更級日記』を区別する問題はよく出るので区別をつけておく

ことのは
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これさえ覚えれば、『蜻蛉日記』関連の大学受験文学史問題の9割は解ける!

今回はここまで。
定着させるために、繰り返し問題を解いてくださいね。

『蜻蛉日記』の基礎知識を確認しておきたい場合はこちらのページを確認してください。

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