この記事はこんな人に向けて書かれています
・大学受験の文学史対策をしたい人
・「六歌仙」について知りたい人

こんにちは!
国語予備校講師のことのは(@kokugohaku)です!
過去3年分の問題を分析した国語予備校講師が、
効率よく文学史問題を対策するための問題を厳選して出題しています。
さて、本日の問題はどんなのでしょうか?
次のうち、六歌仙に含まれないのは誰?
1.在原業平
2.小野小町
3.文屋康秀
4.紀貫之
「六歌仙」という集団(?)がいますが、どんな人たちか聞いたことはありますか?
さて、答えを決めたら↓へ!
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答え
4.紀貫之
在原業平・小野小町・文屋康秀・僧正遍照・喜撰法師・大友黒主の6人のこと
解説~六歌仙ってなに?~
六歌仙とは、平安時代の歌の名手6人の総称です。
要するに「平安時代初期の歌ウマ☆名人」だと思っておいてください。
その六人とは
この中で大友黒主だけが「小倉百人一首」に入っていません。
ところで、この六歌仙は誰が選んだのでしょうか?
それは…紀貫之!
文学史対策問題集No.008で紹介した「古今和歌集 仮名序」って覚えていますか?
(初耳!という人はリンクを確認してみてくださいね)
仮名序は和歌の本質や、よい和歌の基準を述べているものでした。
この「古今和歌集 仮名序」中で、万葉集時代の素晴らしい歌人として、『万葉集』時代の柿本人麻呂・山部赤人をベタ褒めしています。
そして次に出てくるのがこの6人なのです。
「六歌仙」とは平安時代初期の「歌ウマ」6人組です。
問題としてはちょっとマニアックですが、ときどき「六歌仙」をからめた問題を見かけます。
「紀貫之」が選んだということを知っていると『古今和歌集』が編纂された約900年代はじめ(平安初期)までに生きた歌人だと推測できますね。
豆知識レベルですが「六歌仙」についてはこちらで雑学記事を書いていますので、興味があれば見てください!
まとめ
今回の問題で覚えておくべきことはこちら。(再掲)
在原業平・小野小町・文屋康秀・僧正遍照・喜撰法師・大友黒主の6人のこと
本日はここまで!
おつかれさまでした!
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