文学史対策問題集No.020~『梁塵秘抄』について解説~

文学史対策問題集

この記事はこんな人に向けて書かれています

・大学受験の文学史対策をしたい人
・『梁塵秘抄』について知りたい人

ことのは
ことのは

こんにちは!
国語予備校講師のことのは(@kokugohaku)です!

過去問を分析した国語予備校講師が、
効率よく文学史問題を対策するための問題を厳選して出題しています。

さて、本日の問題は?

『梁塵秘抄』と成立年代が近い作品はどれか。

 

1.万葉集
2.古今集
3.源氏物語
4.平家物語

『梁塵秘抄』、聞いたことありますか?
もし分からなかったとしても、選択肢の作品がだいたいどれくらいの時代なのかを思い浮かべることはできたら今はOKです!

さて、答えは決まりましたか?

スポンサーリンク

答え

4.平家物語

★『梁塵秘抄』は平安時代末期に成立した歌謡集
★『梁塵秘抄』の編者は後白河院

『梁塵秘抄』は「今様」という歌を収めたものです。

では、詳しく見ていきましょう!

解説

まずは『梁塵秘抄』の基礎データを確認しましょう。

【編者】後白河院
【成立年代】平安時代末期
【内容】当時の流行歌「今様」を収録
 

【編者】後白河院

『梁塵秘抄』の編者は「後白河院」です。

テキストや資料によっては「後白河天皇」とも「後白河法皇」とも書かれていますが、全て同じ人です。

「院」や「法皇」は、超・ざっくり説明するならば「元・天皇」だった人のこと。

(古文読解のときにも役に立つ知識ですよ!ぜひ覚えておいてください!)

【成立年代】平安時代末期

平安時代末期から鎌倉時代にかけては激動の時代。

平安時代の中期くらいまでは、天皇中心・周りの貴族が補佐して政治をするのが基本でした。

しかし、平安時代の末期には平家が力を持ち、最終的には源氏が鎌倉幕府をひらくくらいに武士が力を持つ時代になります。

後白河院はこの平家の時代から鎌倉時代の初期を生きた人です。

平清盛とは最初は協力関係だったのですが、後々敵対関係にもなり、元・天皇の身分で清盛に監禁されていたこともありました。
(詳しくは日本史選択の人、勉強してください~)

それでも、後白河院は完全には天皇の権力をなくすことなく、うまく立ち回り、生き延びます。
後に源頼朝が「日本一の大天狗」と言うくらいです。

成立年代のまとめ

 

後白河院は「平家~源氏の時代を生きた人」だと覚えておくと、成立年代のイメージもつきやすいですね。

【内容】当時の流行歌「今様」を収録

平安時代は5・7・5・7・7の形式の和歌が当時の基本教養でした。

和歌とは違ったスタイルの、七五調の「今様」という形式の歌が後白河院のお気に入りでした。

(どうやら後白河院は和歌が苦手だったらしい)

和歌が貴族の遊びだったのに対して、庶民の中から発生したのが「今様」。

昼も夜も今様の練習をして、水も飲めないほど喉をいためたことが2度もあったそうです。
(ちょっとやりすぎなのでは…?笑)

『梁塵秘抄』のまとめ

今回の問題で覚えておくべきことはこちら。(再掲)

★『梁塵秘抄』は平安時代末期に成立した歌謡集
★『梁塵秘抄』の編者は後白河院

『梁塵秘抄』は同じグループに属する作品がないので、少し覚えにくいかもしれません。

編者・歌謡集というジャンル・成立年代を覚えておきましょう!

本日はここまで!
お疲れさまでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました